設楽城址(したらじょうし)  <時代>鎌倉時代  <地域>東三河
設楽城址

<所在地> 東栄町大字中設楽字城山4 (JR飯田線東栄駅下車。町営バス東栄線「本郷」下車。乗り換え,町営バス月線「戦橋」下車徒歩20分)
<概要>
 東栄町中設楽には,設楽氏の居城と伝えられる鎌倉時代の山城があり,昭和40年5月21日,愛知県の文化財に指定されている。愛知県に残る山城のうちで最古のものの一つといわれている。山の頂上を南北40m,東西20mの楕円形の本丸を設定したもので,高さ2m程の土塁3つ(現在2つ)に囲まれ,その一つに稲荷祠が奉られている。
 城山の西北,鶺鴒(せきれい)橋付近の平地を「城市」といい,かつてこの地に市が立ったと思われる。戦国時代末期になると,この城は伊藤氏が居城することになる。

<学習のポイント>
 設楽城址の見学と合わせて,中設楽地区に今も残る「城市」や「的場」などの地名からも鎌倉時代の様子を探っていきたい。 
<見学のポイント>
 現在でも土塁や曲輪がみられる。また三方を崖に囲まれており,攻められにくい場所に城がつくられたことが分かる。
<参考資料>
  「北設楽郡史」
<問い合わせ先>
 東栄町教育委員会 0536-76-1266

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