嵩山蛇穴遺跡(すせじゃあないせき) <時代>縄文時代 <地域>東三河
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蛇穴の入口 |
蛇穴の碑 |
<所在地>豊橋市嵩山町浅間下(せんげんした)
(豊橋駅より豊鉄バス豊橋和田辻線嵩山行き 嵩山下車徒歩10分)
<概要>
嵩山蛇穴遺跡は洞窟を利用した,縄文時代早期から弥生時代の遺跡である。豊橋市の北東部に連なる弓張山系には石灰岩層が広く分布しており,このような洞窟遺跡が幾つか残る。
標高140mほどの山腹に南向きに開口している。 発掘調査により洞窟入口に平らな床面があり,そこに炉(ろ)があったことが分かった。土器片が多く出土し,その他,石器・骨角器などが発見されている。
出土品は豊橋市美術博物館に収蔵・展示されている。 蛇穴という名称は,かつて大蛇が住んでいたという言い伝えから付けられた。
<学習のポイント>
縄文時代の住居跡や豊橋市美術博物館に収蔵・展示されている出土品などを見て,当時の人々の生活の様子を考えてみよう。
<見学のポイント>
洞窟の入口は高さ1.3m,幅3.5mと狭いが,中に入ると天井が高く,意外に広い。入口から70mほど中まで入ることはできるが,希少生物の生息地でもあるので見学には注意が必要である。洞窟の中は暗いので,中に入る場合には照明具があるとよい。
<参考資料>
「愛知県の歴史散歩」 「東三河の歴史」 「図説東三河の歴史」
<問い合わせ先・ホームページ>
豊橋市美術博物館 0532-51-2882 http://www.toyohaku.gr.jp/bihaku/
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