羽田野 敬雄(はだの たかお)   ―羽田八幡宮文庫を設立した国学者―  <時代>江戸時代  <地域>東三河

羽田野敬雄 羽田八幡宮

<関係地> 羽田八幡宮(豊橋市花田町斉藤54) JR東海道本線豊橋駅下車徒歩10分

<業績>  
 羽田野敬雄は,江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した国学者である。三河における平田篤胤(ひらたあつたね)門下の中心人物として平田国学の普及に努めるとともに,神道・国学について自らも輝かしい研究を行った。
 また彼は,若い頃から集めた和漢の書籍を広く一般に公開し,諸人の勉学に役立てようと願い,同志の協力を得て,1848年(嘉永元),「羽田八幡宮文庫」を創設した。この文庫は現在の豊橋市立中央図書館の前身であり,三河地方で初の図書館であった。ここでは貸出用の特別の箱が用意されており,1回に10冊,1カ月の間本を借りることができた。
<年譜>
1798年(寛政10) 現在の宝飯郡御津町で生まれる
1818年(文政元) 羽田八幡宮,湊町神明社の神主を務めていた羽田野家の養子となる
1827年(文政10) 平田篤胤の門人となる
1848年(嘉永元) 羽田八幡宮文庫を開設する
1867年(慶応 3) 文庫の蔵書が1万巻を超える
1868年(明治元) 京都皇学所講官に任命される
1882年(明治15) 85歳で没

<学習のポイント>
 国学とはどのような学問であったのか調べ,郷土におけるその第一人者であった羽田野敬雄の業績をまとめてみよう。
<見学のポイント>
 羽田八幡宮の境内にある文庫址には,当時の建物も部分的に遺されている。予約すれば見学の便宜を図ってもらえる。
<参考資料>
 「三河人物散歩」「東三河の歴史」「三河の史跡と人物で綴る歴史指導資料集」
<問い合わせ先>
 羽田八幡宮  0532-31-7968

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