大海の放下(おおみのほうか) 県指定無形民俗文化財 <始まり>平安時代 <地域>東三河
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放下踊り |
泉昌寺 |
<所在地>新城市大海 泉昌寺 (JR飯田線大海駅下車10分)
<概要>
大海の放下は,新城市大海で古くから培われてきた郷土芸能である。放下は正しくはほうげといって,すべての執着を捨て去る意味である。平安朝の末期,源平の争乱で中央政治が乱れて寺院に養われていた多くの僧侶は地方に放浪し,その僧侶を放下僧といい,そのわざを放下という。この僧侶たちが全国津々浦々まで行脚して,仏の道を伝承する。
現在は大部分姿を消した盆行事であり,大海の放下も戦争で2度ほど中断されたが,熱心な伝承者によって復活された。お祭り自体は泉昌寺から2日間かけて初盆の家を回り,放下踊りを奉納していく。
<学習のポイント>
東三河の北部に残る古くから伝わる郷土芸能で盆行事と関係のある行事を調べてみよう。
<見学のポイント>
大海の泉昌寺の境内を午後4時に出発し初盆の家を順番に訪問する。大海放下保存会が2日間の予定表を出しており分かりやすい。8月14日,15日に行われる。
<参考資料>
「大海の放下」「新城−文化財案内」「東三河の歴史」
<問い合わせ先・ホームページ>
新城市役所 (0536)23-1111
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