三谷祭り(みやまつり) 市指定の無形民俗文化財 <始まり>江戸時代 <地域>東三河
山車の海中渡御 三谷町北区山車蔵(みやちょうきたくやまぐら)

<関係地> 八剱神社(西の宮)(蒲郡市三谷町七舗139 JR東海道本線三河三谷駅南250m)
若宮神社(東の宮)(蒲郡市三谷町一舗91 JR東海道本線三河三谷駅南東1200m)
三谷町北区山車蔵(蒲郡市三谷町七舗153-1 JR東海道本線三河三谷駅南250m)

<概要>
  三谷祭りは,美しく大きな4台の山車(やま)が,氏子に引かれながら,300mに渡って海を進む「海中渡御(かいちゅうとぎょ)」で知られている。 蒲郡市指定の無形民俗文化財でもあるこの祭りは,三谷町の八剱神社と若宮神社の例祭である。 今から約300年前,1696年(元禄9年)8月のある夜,三谷村の庄屋,佐左衛門という人物が不思議な夢を見た。 それは「村の産子神である八剱大明神が,神輿に乗って村の東辺の若宮八幡(若宮神社)へ渡御された」というものであった。 これを神のお告げであるとして,神幸の儀式を執り行ったことが,祭りの始まりと伝えられている。 昭和35年を最後に行われなくなっていた山車の海中渡御が,平成8年「三谷祭り300年祭」を機に復活した。
  三谷祭りの山車は,三谷町北区山車蔵(みやちょうきたくやまぐら)に収蔵されている。この蔵は1921年(大正10)に建てられたもので,桟瓦葺(さんかわらぶき)の切妻(きりづま)屋根,煉瓦造(れんがづくり)で,開口部はアーチ頂部まで高さ6mの銅板張両開戸となっている。2007年(平成19)に国の登録文化財に登録された。

<学習のポイント>
  三谷祭りに込めた地域の人々の思いについて考えてみよう。

<見学のポイント>
  10月の第3または第4土曜・日曜日に行われている。祭りの見所,「海中渡御」は,午前10時30分頃より約1時間,三谷浜海岸で見学できる。

<問い合わせ先・ホームページ>

  蒲郡市観光課

0533-66-1120  http://www.city.gamagori.aichi.jp/

  蒲郡市観光協会

0533-68-2526

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