花祭(はなまつり)
国指定重要無形民俗文化財
<始まり>
鎌倉・室町時代
<地域>
東三河
花祭
花祭会館
<所在地>
北設楽郡東栄町(11箇所),豊根村(5箇所),設楽町津具(1箇所)
花祭会館(JR飯田線東栄駅下車 町営バス東栄線・豊根村営バスにより本郷下車徒歩10分)
<概要>
「テーホヘ,テホヘ」と夜を徹して繰り広げられることで有名な花祭は,鎌倉・室町時代に山伏や修験者によって天竜川水系に伝えられたとされる神事芸能である。悪霊を払いのけ,無病息災・五穀豊穣・村中繁栄を願うこの祭りは,かつては花宿と呼ばれる民家で,現在では神社・公民館などで行われている。清めの儀式から,地固めの舞,花の舞,山見鬼(の舞),三つ舞,榊鬼(の舞),湯ばやし,獅子など,休むことなくほぼ一昼夜をかけて行われる。まつりに登場する鬼は,「山見鬼」「榊鬼」「朝鬼(茂吉鬼)」と言われ,大きな鬼面をつけ,赤衣装のわらじばき,まさかり等を手に力強い足取りで舞い,観客と一体となって盛り上がり,悪霊を踏み鎮めていく。 1976年(昭和51)には,国の重要無形民俗文化財に指定されている。
<学習のポイント>
奥三河の人々の生活において,花祭がどのような役割を果たしているかを考えてみよう。
<見学のポイント>
東栄町では11箇所,豊根村では5箇所,設楽町津具では1箇所で行われている。11月上旬から3月上旬にかけて,各地区それぞれ日程を変えて行われているため,町村役場や観光協会に確認してから見学に訪れるとよい。
<参考資料>
「図説・東三河の歴史」「東三河の近代を築いた人びと」
<問い合わせ先>
東栄町役場
0536−76−1266
豊根村役場
0536−85−1311
設楽町津具総合支所
0536−83−2301
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