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研究の概要

研究の目的

   児童生徒のインターネット利用に関する実態を把握し,児童生徒の発達段階に応じた体系的・効果的な指導法について研究し,児童生徒の情報モラル向上を図る。

研究の方法

   本研究は,小学校,中学校及び高等学校の教諭が研究協力委員として,実際の授業等で情報モラル教育に関する既存コンテンツを利用し,その実践報告をもとに研究協力員及び所内研究員が大学教授の助言を得て,効果的な指導法について研究する。
   また,児童生徒の情報機器利用の実態を調査・把握し,情報モラルの指導の基礎資料とする。研究期間は,平成23〜平成25年度の三年間である。

研究内容

(1) 実態調査

   「児童生徒の情報機器利用の実態調査」

   ・ 平成23年度 研究協力委員の所属校において予備調査を実施
   ・ 平成24年度 県内公立小中学校及び高等学校の児童生徒を対象に実態調査を実施
   ・ 平成25年度 データ分析,分析結果の発表

(2) 実践研究

   ア 研究協力委員の実践

   研究協力委員が教科,ホームルーム,分掌など学校教育の様々な場面で,「情報モラル」の指導を実践する。

 

情報モラル指導の研究

   普段の教科,道徳,ホームルーム等の指導全体を通して,「情報モラルの視点」をもち既存のコンテンツ等を利用した授業の実践報告を基に,効果的な指導法について研究する。

短時間で行う情報モラル指導の研究

   普段の教科,道徳,ホームルーム等の指導で,「情報モラル」に関連する内容を含む場面を見つけ,授業の導入部分等でトピックス的に指導した授業の実践報告を基に,短時間で行う効果的な指導法について研究する。

   イ 研究授業

  研究協力委員の所属校で情報モラルに関する研究授業を実施し,児童生徒の発言や反応を基に効果的な情報モラルの指導法について協議する。