LAN対応のハードディスクの利用方法(2/2)

4.校務での利用例(1)(ファイル共有)

1 機器接続例

次の図のようにハブでLAN対応ハードディスクとパソコンが接続されているとします。

LANで接続し,ファイルを再利用します。

2 活用方法及び考えられるメリット


5.校務での利用例(2)(FTPサーバ機能)

1 機器接続例

次の図のように,各部屋をルータで区切っている場合,ルータを越えてデータにアクセスするのは設定が難しいですが,ブロードバンドルータなど安価なものを使用している場合は,一般的にHTTPやFTPのポートは初期設定で通過できますので,これらを利用すれば,ルータの設定を変更せずに利用できます。

各部屋はルータで遮断しセキュリティを上げます。

2 LAN対応ハードディスクのFTPサーバ機能の利用

LAN対応ハードディスクのIPアドレスを10.0.0.102とし,kyoin2のIPアドレスを192.168.1.10とします。
また,あらかじめ新規フォルダとして
「校務」「教員2」を作成しユーザkyoin2がアクセスできるようにしておきます。
ユーザkyoin2LAN対応ハードディスクのフォルダにFTP接続ソフトウェアを使って,アクセスすると次のようになります。ここでは,FTP接続ソフトウェアとして,曽田純氏作のフリーソフトウェア「FFFTP」を使用する例を示します。

(1)FFFTPでホストの設定をします。ホストの設定名を決め,ホスト名(アドレス)にIPアドレスを入れます。その他は空白でもかまいません。
設定したらOKを押します

(2)ホスト一覧からホストをクリックします。LAN対応ハードディスクに設定したユーザ名とパスワードを入れます。
ユーザ名を入れてOKを押します。パスワードを入れてOKを入れます。

(3)FTPサーバに接続されます。ユーザごとにアクセス可能に設定したフォルダのみが表示されます。
「教員2」と「校務」のフォルダが見えています。

(4)フォルダ「校務」を共通でアクセスできるようにし,フォルダ「教員2」を個人のみアクセスできるようにしておけば便利です。フォルダ「校務」には他の部屋1のユーザからでもアクセスできますのでデータの受け渡しにも利用できます。

3 LAN対応ハードディスクの各種設定

LAN対応ハードディスクの各種設定もルータの中からIPアドレスを使って,http://10.0.0.102/とすれば,Webブラウザから変更できます。
      

6.各種設定

1 設定方法

基本設定,ネットワーク設定,共有フォルダ設定などはWebブラウザから行います。
トップページの設定
(ここでは,バッファロー社のLinkStationを例に説明しています。)

2 共有フォルダ設定

共有フォルダの設定

3 新規ユーザの登録

下の図は,kyoin1という新規ユーザを登録しているところです。
新規ユーザの登録の仕方

4 注意事項

グループでアクセス制限をかけているフォルダにはFTPサーバ機能が使えない場合があるなど使用する機種によって多少の違いがありますので説明書等をよく読んで使用してください。

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