4 指導案2
   「家族に認めてもらった成果を友達と伝え合い,新たな知恵として習得しよう」


〔目標〕

○友達のレジュメ・発表から積極的に学び,自分の家庭を振り返り,家族と共に取り組む新たな課題を見付けることができ る。

○家庭での取組をポスターセッション形式で意欲的に発表することができる。


〔授業構想〕
 本時では,生徒Aの家庭での取組を導入部分で取り上げる。生徒Aの実践を報告する場を,導入部分で設定することにより,生徒たちにとって,自分の家庭での実践の成果を友達と伝え合うアクションが活発になる。そして,友達の実践を新たな知恵として積極的に習得し,さらに家族と共に生かそうとする意欲が高まる。


〔指導過程〕

場 面 学習活動(子供の思い・考え) 教師の支援及び留意点  ☆評価
導 入 1 工夫・改良した避難袋を消防署の方に助言していただいている生徒Aの様子を視聴し,感想を発表する。

○Aさんは,初め地震のことしか考えてなかったみたいだけど,家族と話し合っていろいろな災害の場面を考えることができてすごい。

○消防署の人が言っていたことが,わたしの家では考えられていない。見直さなくっちゃ。


2 学習課題をつかむ

 家族に認めてもらった成果を伝え合い,新たな知恵として習得しよう
○生徒Aの取組の様子をVTRで放送する。


○生徒Aが消防署に足を運んで救助袋に関する取組を自ら積極的に確かめたことを賞賛する。





☆自分の生活に基づいた感想や意見がもてたか。




展 開 3 取り組んだ分野ごとにポスターセッション形式で伝え合う。


4 友達の発表を聞き,自分の家に活用・応用できそうなものをプリントにまとめる。

○安全用の廊下の手すりって,案外簡単に取り付けできるんだな。僕にもやれそうだ。

○冷蔵庫の中を工夫すると,家族もちょっとした食事なら自分で作ろうとする。お母さんばかりに頼らなくなると思う。

5 友達の発表から新たにつかんだ知恵を発表する。
○衣・食・住・家庭経済の4つの分野ごとに分かれ順番に発表させる。


○この活動は,さらによりよい家庭にするため,家 族の思いと,自分の実践や友達の取組を結び付ける位置付けとする。

○あらかじめ配布してあるレジュメを基に友達の取 組の「よいところ」や「疑問点」を大切にして発表を聞くとよいことを助言する。



☆友達の取組を自分の生活と照らし合わせて考え,まとめられたか。
まとめ 6 友達の発表から,新たに家族と共に取り組みたい課題を学習プリントに記入し,自己評価する。




○本時の伝え合いの成果を基に,さらに家族と共に「家族が元気になる家庭づくり」を目指して取り組 み続けることを伝える。

☆友達の取組から,家族や家庭の機能やつながり を深く考え,新たな取組を具体的につかむことができたか。


〔評価〕

○友達のレジュメ・発表から積極的に学び,自分の家庭を振り返り,家族と共に取り組む新たな課題を見付けることができ たか。(授業の様子,授業プリント)

○家庭での取組をポスターセッション形式で意欲的に発表することができたか。(授業の様子,授業プリント)
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