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プラスチック製品は,低価格で生産できることや,軽量であること等,多くの利点があり,かつては,木材や金属で作られていた物も,プラスチックで作られるようになってきている。本題材は,
授業でプラスチックを扱うことにより,ものづくりをより身近に感じさせるものである。材料として,二液硬化性のポリエステル樹脂を使用した。これは,液体の樹脂に少量の硬化剤を混ぜるだけで製作を進めることができる。また,鋳型となる容器に樹脂を流し込む様子が観察できるので,鋳造を実感しやすい。さらに,硬化した材料は,研磨をすることにより透明度が高くなる。これにより,表面仕上げの方法についても楽しく学ぶことができる。基本作品として鋳型製作の不要なマグネットクリップをつくり,樹脂の混合に慣れた段階で,
発展作品として鋳型製作,ねじ加工を必要とするメモホルダーを製作した。
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