1 題材名
ポリエステル樹脂卵と真鍮台座の製作(A 技術とものづくり)
2 実践の概要等
A 概要
|
各地の技術・家庭科の研修会や研究会,作品展などに参加すると3年生の教材選択に苦労している状況がうかがえる。本校では,隔週で1時間の授業を行っているが,少ない授業時間で完成でき,なおかつ生徒の作業への意欲が持続できるような教材の開発が必要であると考えた。そこで,曲面加工にポイントを置いた「卵(ポリエステル樹脂)」の製作を実践することにした。また,真鍮(しんちゅう)材料を使って,卵を載せる台座を旋盤加工で製作させてみた。 |
B 内容の要約(新教材開発に当たり配慮した点)
a 成形の容易さ
|
1時間ごとに確実に形状が変化し,完成へと近づく様子が見えるため,作業への意欲を持続させることができる。また,少ない授業時数で生徒に完成の喜びを確実に味わわせることができる。 |
b 完成品の美しさ
|
「完成度の高い作品づくり」つまり周囲の人々に自慢できたり,褒めてもらえたりできる作品を作らせたい。そうすることにより,作品完成の成就感をその瞬間だけでなく,後々になっても感じることができる。 |
c 努力の跡が見られる作品づくり
|
手を掛けた分だけ完成度の増す作品づくりに取り組ませることにより,ものづくりの大変さを実感し,物を大切に扱う心を育てていきたい。 |
|