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生徒実習課題例

偏差値の計算方法

日本人が考えた評価方法


科目の中の位置づけ

社会と情報(1)イ 情報のディジタル化
情報の科学(1)ア コンピュータと情報の処理
情報の科学(2)イ 問題の解決と処理手順の自動化


実習内容

ねらい

 中学校から偏差値がついて、自分が、いまどのあたりにいるのかということを、常に、気にしながら生活するようになってきた。
 もともと、偏差値を作ったのは桑田昭三という元・中学の理科教諭である。当時、進路指導を「勘」のみでやっていた時代であった。彼は、受験の失敗で悲しむ生徒たちを減らそうと考え、偏差値を考案した。生徒への愛情から偏差値が生まれたのである。だから、「偏差値が悪いわけじゃない」いう意見もある。その、偏差値とは、いったいどんなものなのかその仕組みを理解することは、今後、無駄になることはないであろう。
 また、この実習を通して、表計算ソフトに慣れることも、同時にねらう。

実習に必要なもの

 100程度のデータを集める。正規分布に従ってそうなものが良い。

授業プリント例
  "10_howhensa.doc" Word 97-2003文書 (40KB)

実習方法

 偏差値について、数学的な解説を行う。次に、エクセルのファイルを用いて実際に偏差値をつけてみる。
  "hensati.xls" Excel 97-2003ブック (189KB)

発展学習

  • 興味ある生徒には統計学を紹介する。
  • 偏差値の功罪について考える。
  • 『よみがえれ、偏差値』(桑田 昭三著) 『偏差値の秘密』(桑田昭三 徳間文庫)


時間配分

時間配分 生徒の動き 教師の動き
20分 説明を聞く

偏差値の解説
 日本人の考案
 統計学的説明

20分 自分の持ってきたデータに、偏差値をつける  適切なアドヴァイス
10分

ポートフォリオに追加する

行ったことをポートフォリオに記録するよう指示する



参考サイト

偏差値の計算式