シーツのたたみ方
1 目的
 (1)  シーツたたみ方の手順を理解させる。
 (2)  シーツの管理方法について理解させる。
2 準備
 シーツ,床頭台、実習記録(PDF)
3 方法
 (1) 二人一組になる。   
 (2) ベッドの床頭台がある方に立ち,ヘッドボ
  ード側,フットボード側にそれぞれ立つ。
  ア  ヘッドボード側の人:リーダーとする。
  イ  フットボード側の人:サブとする。
 (3) シーツの上下,裏表を確認する。
  ア ヘム,ラベル,タグを見て確認する。
 (4)シーツの輪がベッド側にくるように,シーツを
  中表にし,二つ折りにたたむ。
 (5) シーツの耳を輪(ベッド側)に持って行き重ね
  てたたむ。
 (6) しわを伸ばす。
 
  ア しわを伸ばす際は,シーツを振らず,引っ
   張るようにしてしわを取る。
 (7) サブがリーダーの方にシーツを持っていき半  
  分にたたみ,しわを伸ばす。
  これを3回繰り返す。
  (常にリーダーはヘム側を持つ)
 (8) リーダーが床頭台にシーツを置く。
  ア 輪が手前側にくるように置く。
4 指導上の留意点
  介護技術を習得する実習で初めに行う実習である。リネン(シ
ーツなど)の管理方法を身に付けてベッドメイキングやベッド上で
の介護方法の技術に結び付ける。初めての実習であれば,実習
室の使用方法や身だしなみなどについてのオリエンテーションを
するとよい。
  シーツのたたみ方については清潔と手早さを重視する。手順を
理解した後に,教員の指示でたたむ練習を行い,その後,生徒同
士のペアで練習させる。ティーム・ティーチング゙で生徒への指示
役とサポート役とに分かれ展開し,効率的な授業展開を行う。
5 参考文献
  ○介護福祉士養成講座編集委員会  『新 介護福祉士養成
    講座 生活支援技術T』 中央法規 2009年
  ○介護実技研究会  『介護福祉士国家試験 実技試験のチ
    ェックポイ ント 2010』 中央法規 2009年
  ○文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 福祉編』 海 
    文堂出版 2009年
 
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