洗剤の実験

目 的
  洗剤の主成分,界面活性剤の四つの作用(浸透・乳化・分散・再汚染防止)について理解する。

準備するもの
  試験布  ・ すす ・ ビーカー ・ 油 ・ 洗剤(液体)

実験内容
浸透作用
  A : ビーカーに水を入れる。
  B : ビーカーに水と洗剤を入れる。
  A・Bのビーカーに布を入れ,浸透の具合を見る。
乳化作用
  A : ビーカーに水と油を入れる。
  B : ビーカーに水と油と洗剤を入れる。
  A・Bのビーカーの中を混ぜ,水と油の混ざり具合を見る。
分散作用
  A : ビーカーに水とすすを入れる。
  B : ビーカーに水とすすと洗剤を入れる。
  A・Bのビーカーの中を混ぜ,すすの分散の様子の違いを見る。
再汚染防止作用
  分散作用で用いたA・Bのビーカーの中に布を入れる。
  A・Bそれぞれから引き抜いた布に付いているすすの状態を見る。

生徒の感想
  界面活性剤の働きがよく分かった。
  今まで何気なく洗剤を使っていたが,実はすごい働きがあるのだということを知ることができた。

成果
  界面活性剤の働きは,教科書を使って説明をするだけでは理解しにくいが,この実験により,生徒は4つの働きをしっかり理解することができた。 
  この実験は教師が示範し,生徒にはその過程と結果をみせた。結果がはっきりと分かる実験であるため,この方法で十分効果はあったと思う。