発展学習　

　
生命の誕生　〜胎児の発育と母体の変化〜

超音波映像で、お腹の中の赤ちゃんを見てみよう！！

◎胎児の発育と母体の変化

妊娠 時期	週数　 （月数）	身長	体重	胎児の発育状態	母体の変化
妊 娠 初 期	0〜3 １ヶ月	約 0.7�p	約１ｇ	受精が成立し，受精卵が子宮へ運ばれる。着床する。	基礎体温の上昇が約２週間続く。妊娠の自覚症状はない。
	4〜7 ２ヶ月	約 2.5�p	約４ｇ	脊椎、脳・神経系，心臓の基礎完成。心臓の拍動開始。	月経がとまる。つわりの症状が現われる。身体がだるくなることが多い。
	8〜11 ３ヶ月	約8�p	約20ｇ	内臓ができ始め，血液循環が始まる。手足の指も識別できる。	乳房が張る。子宮が膀胱を圧迫するので，排尿回数が増える。
	12〜15 ４ヶ月	約15〜 18�p	約120ｇ	内臓がほぼ完成し，全身運動がみられる。	胎盤がほぼ完成。つわりの症状はほとんどなくなり，食欲が出てくる。
妊 娠 中 期	16〜19 ５ヶ月	約25�p	約300ｇ	骨格ででき，耳・鼻・口の形が整う。手足の動きが活発になる。乳歯の芽ができる。	臍帯が完成し，食欲が進む。体重が増える。胎動がわずかに感じられる。
	20〜23 ６ヶ月	約30�p	約650ｇ	全身に産毛が生える。手足も完成し，骨格がしっかりしてくる。指しゃぶりもみられる。外耳が完成。	体重が増え，腹部のふくらみが目立つようになる。胎動がはっきり感じられる。
	24〜27 ７ヶ月	約35�p	約1ｋｇ	脳が発達し，各種機能をコントロール。内臓も発育。温度感覚が発達。外界で生存可能。	子宮が膀胱や腸を圧迫し，頻尿や便秘になりやすい。心音がよく聞こえる。
妊 娠 後 期	28〜31 ８ヶ月	約40�p	約 1.5ｋｇ	皮下脂肪がしだいに増加。聴覚が完成し，外界の大きな音に全身で反応。	胎動が活発になる。下半身の血流が圧迫されて静脈瘤を起こしやすい。
	32〜35 ９ヶ月	約45�p	約 2.5ｋｇ	肺機能が整い，かすかな呼吸運動がみられる。皮下脂肪がさらに増加。	子宮が肺を押し上げ，息切れしやすくなる。背中や腰が痛む。妊娠線が出る。
	36〜39 10ヶ月	約50�p	約3ｋｇ	内臓・神経・筋肉が充実。母体の免疫物質が移行。	胎児が骨盤内に入り，胃の圧迫がとれる。子宮の軽い収縮が始まる。
	40〜				出産

◎子宮内の組織

子宮の羊水の中で，赤ちゃんは膝を抱えるようにして生まれる日を待っています。

◎参考資料
　・生徒学習用プリント（一太郎）