インターンシップを継続的に実施していくためには,地域の支援が必要です。平成11年に始めたときは,公共職業安定所の支援でスタートしました。翌年からは,地元の商工会の支援でたくさんの事業所が受け入れを表明してくださいました。
 各事業所は,若者の職業意識を育てよう,地元の若者を育てようという意識が高いので積極的に受け入れてくださいます。
 そこで,6月に連絡会議を持ち,インターンシップが安全・有意義・円滑に実施できるよう改善すべき点を話し合っています。また,11月には,終了後の反省会をもち,プレゼンテーションによる生徒の体験報告を行ったり,報告集「あこがれの手」を配布してその成果を伝えています。
 今後,実施する高等学校・専門学校・大学がさらに増えていくと予想されます。学校独自で事業所と交渉していては,受け入れる側は応対に追われるばかりです。本校は,隣接する高校と合同で取り組んでいますが,これからも合理的に実施できるよう検討していく必要があります

 校内では,上記の表のような運営委員会を設置して,大勢の職員で取り組んでいます。参加生徒70名に対して教員9名が指導に当たります。おおむね,職種によって担当教員を分けています。言わば,「インターンシップ担任」のようなもので,教員は,7〜8人の生徒の事前の希望の調整や事前学習の指導,受け入れ先との連絡,インターンシップ実施中の訪問,礼状,感想文の指導に当たります。