子宮
   指でさしている部分が卵巣です。つぶつぶの感じがよくわかります。
   指でさしている管が輸卵管です。その左のU字型の部分を卵殻腺といい精子が蓄えられて、受精をする場所です。サメは体内受精をします。
   指でさしている部分が子宮です。卵殻腺で受精した受精卵がここで発生します。左右2対の子宮が確認できます。
   子宮・卵殻腺以外の臓器を取り出した様子です。
   卵殻腺と子宮を切り出しました。サメの繁殖様式は卵生と胎生に大別されます。卵生は、体外産出型と体内保持型とに分けられます。胎生は、外卵黄依存型、卵食型、胎盤類似型、胎盤型に分けられます。このシロザメは、外卵黄依存型です。
   子宮を切り開いてみると、中から胎仔が出てきました。シロザメは、外卵黄依存型で、卵黄の養分で成長していくタイプなので黄色の大きな卵黄がはっきりとわかります。
   胎仔の大きさに比べ、卵黄が相当大きいことが分かります。
   卵黄には多くの血管がはりめぐらされています。右を向いた胎仔の目もはっきりと確認できます。
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