常滑市民俗資料館  <時代>鎌倉時代  <地域>知多
資料館内部の展示

<所在地> 常滑市瀬木町(名鉄常滑駅より徒歩30分)
<概要>
 常滑市民俗資料館は,常滑焼の歴史と古くからの人々と焼き物のかかわりを学ぶことのできる博物館である。1975年(昭和50)に常滑の陶器の生産用具及び製品1,655点が国の重要有形民俗文化財に指定され,それにあわせて建設された。
 民俗資料館の展示室には,大昔から常滑で生産されてきた焼き物とそれらを作った道具が展示されている。展示ホールには「土との出会い」「火との出会い」「暮らしとの出会い」という3つのテーマに分かれて常滑の焼き物に関係する民俗資料が展示されている。これらのコーナーを巡りながら,原料の粘土を採掘する道具や窯焚(かまた)きに用いる道具や生活に使われた常滑焼が見学できる。また,ビデオや三面スライドなど,視聴覚機器を使って常滑焼900年の歴史の流れや,焼き物を作る方法などを興味深く知ることができる。

<学習のポイント>
 常滑の陶芸の歴史が分かりやすい解説で紹介されている。地域の中世の産業の発達を示す好例としてぜひ見学したい。
<見学のポイント>
 休館日は月曜日と第4火曜日,開館時間は午前9時から午後4時30分で,入場は無料である。隣接する陶芸研究所にも展示品があり,湯飲みの絵付けも体験できる。
<参考資料>
 「常滑市の文化財」
<問い合わせ先・ホームページ>
 常滑市民俗資料館 0569−34−5290 http://www.city.tokoname.aichi.jp/kbn/75360020/75360020.html
 常滑市立陶芸研究所 0569−35−3970http://www.city.tokoname.aichi.jp/ctg/25110010/25110010.html

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