東の宮古墳(国の史跡指定) <時代>古墳時代  <地域>尾張
「重要遺跡指定促進調査報告」より 三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)のレプリカ

<所在地> 愛知県犬山市丸山白山平(はくさんびら)(名鉄犬山遊園駅下車徒歩30分)
<概要>
東の宮古墳は,愛知県犬山市丸山地区の白山平の山頂にある前方後円墳である。全長約78メートル,前方部の幅約43メートル,後方部の幅約47メートルの規模を有する,愛知県内で最古(4世紀初め)の部類に属する古墳である。
(副葬品と被葬者について)
11面に及ぶ大量の鏡が出土している。三角縁神獣鏡が5面出ており,畿内との関係の深さが予想される。濃尾平野にしか分布しない人物禽獣文鏡(じんぶつきんじゅうもんきょう)が4面も存在し,鳥頭の表現をもつ最古の四面形鏡などが存在する。東濃地域に産する緑色岩を加工した石製品も多量に存在する。
東の宮古墳の被葬者は,この地に生まれ育ち,最先端の技術集団を把握し得た人物であったと想像される。竪穴式石室の中の長大な割竹形木棺の埋葬施設を造り,入手困難であった水銀朱を豊富に使用していたことからもその権力が推察できる。

<学習のポイント>
犬山市には,青塚古墳・妙感寺古墳と合わせ,愛知県屈指の大きさの前方後円墳が幾つも存在する。古代史の学習と合わせて,なぜ犬山,木曽川水系に有力な豪族が数多く存在したのかを自分なリに考えたい。

<見学のポイント>
古墳に近づく前に,犬山橋付近から見える全景をとらえたい。また,東の宮古墳の見学と併せて,青塚古墳・妙感寺古墳(みょうかんじこふん)の見学を行うと,より古代史に対する関心を深めることができる。

<参考資料>
「犬山市史」
「尾張北部と犬山の古墳時代 −東之宮古墳の出土品を中心に−」
「犬山 改訂中学校資料集」

<問い合わせ先>
犬山市文化史料館(0568)62-4802

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