青塚古墳 <時代> 古墳時代  <地域> 尾張
「重要遺跡指定促進調査報告」より 後方部の方形壇上遺構

<所在地> 愛知県犬山市青塚(名鉄楽田駅下車徒歩30分)
<概要>
青塚古墳は,犬山市の南部,標高31メートルの洪積台地の端に位置する前方後円墳である。古墳の西には木曽川によって作られた扇状地が広がっている。かつては十数基の古墳があり,古墳群をなしていたが,現在古墳の南西部のやぶに小円墳が数基だけ残っている。古墳の規模は,断夫山古墳についで県内2番目である。形状は,最下段は高さ1メートル前後の基段がめぐらされ,前方部は2段,後円部が3段築成がされており,ふき石がほどこされていた。また,壺型埴輪(つぼがたはにわ)が約2メートル間隔で配置されていたという。周囲には,自然の地形を利用した濠があり,東側には陸橋が確認されている。
(「方形壇上遺構(ほうけいだんじょういこう)」と「配石遺構(はいせきいこう)」について)
青塚古墳の特徴は,「方形壇上遺構」と「配石遺構」である。
「方形壇上遺構」は前方部上に築かれ,その周囲には鰭付朝顔埴輪(えらつきあさがおはにわ),円筒埴輪が置かれている。その他,鏃(やじり)型石製品3点も出土している。方形壇上遺構は,古墳築造後に新たにつくられた可能性が高い。
配石遺構は,後円部の北西側に複数あり,前方部の上に幾つかの後が確認されている。規模は,全長3メートル,幅1メートル程度である。これらは,古墳に伴う付属施設や墳墓である可能性が高い。古墳の築造時期は,4世紀中ごろであると考えられている。

<学習のポイント>
どうしても身近に感じにくい古代史の学習であるが,身近にある古墳を見学し,その雄大な古墳から古代の人々の存在を感じて,古代史の学習に取り組もう。

<見学のポイント>
青塚古墳敷地内にあるガイダンス施設「まほらの館」も合わせて見学したい。施設には専門の学芸員が在駐しており,学年に合わせた説明を聞くことができる。また,古墳は美しく整備されており,登ることもできるので,自分の足を使って古墳の素晴らしさを体験したい。

<参考資料>
「国指定史跡 青塚古墳」
「青塚古墳シンポジウム」
「尾張北部と犬山の古墳時代 −東之宮古墳の出土品を中心に−」

<問い合わせ先>
犬山市文化史料館(0568)62-4802
青塚古墳史跡公園(0568)68-2272

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