尻冷やし地蔵(しりひやしじぞう) <時代>江戸時代 <地域>尾張
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尻冷やし地蔵 |
地蔵尊 |
<所在地>
春日井市大泉寺町443( 東名春日井ICより車で5分)
<概要>
昔,敵に追われた武士が,ここの清水でのどの渇きを癒していたところ,後からつけてきた追手に討たれた。そこで当時の人々が霊を慰めるために,この清水が湧き出るところに地蔵尊を建てたと伝えられている。江戸時代の初期,1647(正保4)年の銘があり,市内でも最も古い地蔵の一つであると思われる。
<学習のポイント>
この尻冷やし地蔵は,下街道沿いにあり,市内でも昔の面影を残す数少ない場所の一つである。江戸時代の俳人・横井也有(やゆう)が,名古屋城下前津から内津に行く途中で,大泉寺を過ぎると台石の下からきれいな清水が湧き出ている地蔵さまを見た。そこで,『尻冷やし 地蔵はここに いつまでも しりやけ猿の 心ではなし』という歌を,1773(安永2)年に残している。
<見学のポイント>
毎月24日は地蔵さまの命日で,大勢の人のお参りがある。毎年8月24日には,すぐそばの土俵で,小学生による子供相撲が行われている。
<参考資料>
「春日井市史」・「春日井の人物」・「春日井の歴史物語」
<問い合わせ先・ホームページ>
教育委員会文化財課(0568)33-1113
春日井市 http://www.city.kasugai.lg.jp/index.html
春日井市名所自慢 http://www.city.kasugai.lg.jp/sangyo/kanko/464/index.html
春日井百景 http://www.city.kasugai.lg.jp/machi/keikan/hyakkei/index.html
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