味美二子山古墳(あじよしふたごやまこふん) <時代>古墳時代 <地域>尾張
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味美二子山古墳 |
円筒埴輪(春日井市教育委員会提供) |
<所在地> 春日井市二子町2丁目11番地5,6(二子山公園内)(東名阪勝川上りICより車で5分)
<概要>
味美二子山古墳は,古墳時代後期(6世紀はじめ)につくられた古墳の周囲に堀(周濠しゅうごう)をもつ前方後円墳である。周濠を含めた全長は112m,墳丘長は94m,高さは前方部・後円部ともに8mである。この味美二子山古墳は,尾張地方の後期古墳としては熱田の断夫山古墳についで2番目の大きさを誇り,この地方を治めた豪族(ごうぞく)の墓と考えられている。
味美二子山古墳は,市のほぼ南西端に位置し,昭和11年に国の史跡に指定された。
<学習のポイント>
平成4年の味美二子山古墳周辺の発掘調査では,現在の堀の外側に古墳に並行する溝の存在が確かめられた。その溝の底から多くの埴輪(はにわ)と古墳時代の焼き物で陶器の一種である須恵器(すえき)が出土した。出土した埴輪は,限られた地域にしか見られない特徴がある。これらの埴輪や須恵器は,どのようにつくられ,どのように運ばれたのかを調べてみよう。
<見学のポイント>
隣接している白山(はくさん)神社古墳は全長84m,後円部は高さ6.0mで周囲に周濠をもつ前方後円墳であり,御旅所(おたびしょ)古墳は,径31m,高さ2.9mの円墳である。共に県指定の史跡である。味美二子山古墳は,この両墳と共に味美古墳群を形成していることを確かめてみよう。また,発掘調査で出土した埴輪の一部を二子山公園内の「ハニワの館」で見学することができる。
<参考資料>
「味美二子山古墳」(春日井市教育委員会)・「ハニワの館」展示資料 ・「続・愛知の文化財」
<問い合わせ先・ホームページ>
「ハニワの館」展示館 (春日井市建設部公園緑地課) 0568-85-6282
春日井市内の文化財 http://www.city.kasugai.lg.jp/bunka/bunkazai/shinai/index.html
春日井市名所自慢 http://www.city.kasugai.lg.jp/sangyo/kanko/464/index.html
春日井百景 http://www.city.kasugai.lg.jp/machi/keikan/hyakkei/ezone/index.html
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