蓮華寺(れんげじ)−蜂須賀小六(はちすかころく)ゆかりの地− <時代>戦国時代 <地域>尾張
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蓮華寺本堂 |
蜂須賀小六正勝の顕彰碑 |
<所在地> あま市蜂須賀大寺1352(名鉄津島線青塚駅下車徒歩20分)
<概要>
蓮華寺は,818年(弘仁9),弘法大師が熱田神宮の神託により創建したと伝えられている。この地には毒蜂が多く,その害を受ける人が多かった。そのため,弘法大師が法力をもって蜂を封じ塚を築いた。それ以後,害はぱたりとやんだと言う。これによりこの地を蜂須賀にしたと言われている。
約2万uにも及ぶ広い境内左手には,この地方の豪族蜂須賀小六正勝(はちすかころくまさかつ)の顕彰碑と蜂須賀城址の碑が立っている。また本堂裏には,石組をほとんど用いない,より自然に近い庭園がある。
蜂須賀小六正勝は,あま市蜂須賀にて生誕。豊臣秀吉に仕え,1566年(永禄九),墨俣一夜城の構築に尽力,1573年(天正元)には,近江長浜の内に所領を与えられ,1582年(天正九)には播磨竜野城主となる。高松城攻めでは開城に尽力,秀吉の中国大返し(明智光秀追討)の名脇役となっている。秀吉の参謀としてその名も高く,阿波二国を実子である家政公に譲り,自らは最期まで秀吉公のそば近くに仕えた。蓮華寺には,位牌(いはい),墓碑も残っている。
<学習のポイント>
あま市ゆかりの他の戦国武将についても調べてみよう。
<見学のポイント>
蓮華寺の寺叢(じそう)部分である2.21haは,愛知県自然環境保全地域第1号に指定されている。見学の折には,ぜひ境内の自然を体感してみよう。
<参考資料>
「尾張の文化財とくらし」(愛知県社会科教育研究会尾張部会発行)
<問い合わせ先>
蓮華寺 052-444-1272
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