林 庄五郎(はやししょうごろう)―七宝焼の始祖―  <時代>明治時代  <地域>尾張
林 庄五郎翁顕彰碑 伝 林 庄五郎作 花器

<関係地> あま市七宝焼アートヴィレッジ  あま市七宝町遠島 (名鉄津島線七宝駅下車徒歩20分)
<業績>
 庄五郎は遠島村(あま市七宝町遠島)の人で,屋号を「白木屋」という小間物商を営んでいた。主に名古屋西部の近郷近在を歩き回っていた。
 そのうち,服部村(今の名古屋市)の梶常吉(かじつねきち)が「七宝焼」を製造することを知り,その製造法の伝授を懇願したが,許されなかった。
 金十両(一説には金一両)を添えて「一札」を差し出した。
 その後,塚本貝助・塚本儀三郎(つかもとぎさぶろう)に秘法を伝授した。その後継者が七宝焼を発展・繁栄させたことにより,世界の美術品と賞賛されるようになった。  
<年譜>
18‥        生年不詳
1856年(安政 3) 七宝製造技術を伝授される
1896年(明治29) 名古屋市にて没

<学習のポイント>
 職人にとって技術は大変大切なものであったことについて考えてみよう。 
<見学のポイント>
 あま市七宝町郷土資料館には,古代七宝(江戸末期〜昭和初期)・戦前の炉・道具が展示されている。

<参考資料>
「七宝町史」「わたしたちの七宝」
<問い合わせ先>
あま市役所生涯学習課文化振興係 (052)442−8522
あま市七宝焼アートヴィレッジ (052)443−7588

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