桃花祭(とうかさい) <はじまり>不明 <地域>尾張
<所在地>一宮市真清田町 (名鉄名古屋本線一宮駅下車徒歩8分)
<概要>
真清田(ますみだ)神社の周辺は,昔,桃の木がたくさん茂り「青桃が丘(せいとうがおか)」と呼ばれていた。人々は桃の木の枝で身の汚れを清め,その枝を近くの木曽川に流した。木曽川の流れが変わってからは,桃の木の枝を神前に供えて五穀豊穣のおまいりをするようになった。これが桃花祭の始まりといわれている。この祭りは以前「桃花会(とうかえ)」とよび,3月3日の桃の節句に行われていたが,暦の切り替えにともない,4月3日に行われるようになった。現在の神事は,2日前に行われる短冊祭(たんざくさい),前日の歩射神事(ほしゃしんじ)試楽祭(しんがくさい),4月3日の本祭と3日間にわたる。
<学習のポイント>
時代絵巻さながらの行列から当時の服装,持ち物などを調べるとよい。
<見学のポイント>
一宮市博物館を訪ねると,年中,桃花祭の飾り馬具が展示されており,じっくりと見学することができる。
<参考資料>
「尾張名所図会」「真清田神社史」「史録 いちのみや」「尾張の文化財とくらし」
<問い合わせ先・ホームページ>
一宮市役所 (0586)73-9111 http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/
一宮市博物館 (0586)45-3215
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