江南藤まつり(こうなんふじまつり)  <はじまり>江戸時代  <地域>尾張


藤まつり

<所在地>江南市前飛保町(名鉄犬山線江南駅下車 名鉄バス江南団地行き乗車 曼陀羅寺前下車)
<概要>
  曼陀羅寺には,江戸の中ごろから続いていた「嫁見まつり」という祭りがあったが,第二次大戦の頃から次第にその賑やかさを失った。何とか昔の賑わいを取り戻したいという檀家や地域の人々の願いが強くなり,1953(昭和28)年に曼陀羅寺奉賛会が発足した。他の花と比べて、藤なら長持ちするのではないかということになり,藤が植えられることになった。
 以来,4月下旬から5月上旬にかけて12種類約60本の藤の花が爛漫と咲く「藤まつり」が始まり,江南市はもとより遠くからも観光客が訪れる。 
<学習のポイント>
 曼陀羅寺は,密かに鎌倉幕府打倒に燃えた後醍醐天皇が,仏の力で幕府を倒そうとした祈願道場である。また,関ヶ原の戦いの前哨戦である岐阜攻めにあたり,東軍家康方の武将が,軍の評議を行ったことでも有名である。このような戦国争乱の世にあって,この寺がときの権力者たちとうまく結びつき,繁栄を続けた様子を調べるのも興味深い。また,「嫁見まつり」から「藤まつり」への変遷を調べるのも興味深い。

<見学のポイント>
 曼陀羅寺の「正堂」「書院」「銅鐘(どうしょう)」は国指定重要文化財である。特にまつり期間中は,「書院」にて宝物拝観が催され,織田・豊臣・徳川家から下付された古文書や秀吉の朝鮮出兵の際もたらされたという「銅鐘」などの宝物が一般公開される。また,県指定有形文化財の地蔵堂や県指定重要文化財の中将姫蓮糸曼陀羅図(ちゅうじょうひめはすいとまんだらず)がある。後者は平安時代,右大臣藤原豊成の娘中将姫の手で織られたものだが,これが尾北地方で織物が盛んになった由来とされており,大変興味深い。

<参考資料>
  「江南市史」「尾張散歩」「尾張のまつり」「尾張の文化財とくらし」「尾張名所図絵」

<問い合わせ先・ホームページ>
  江南市役所    (0587)54-1111  http://www.city.konan.lg.jp/ 
  江南藤まつり   (0587)54−1111 http://www.city.konan.lg.jp/event/fuji.html

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