寺領廃寺跡(じりょうはいじあと) <時代>奈良時代 <地域>西三河
|
|
東塔址 |
寺領廃寺址 |
<所在地> 安城市寺領町久後 (名鉄西尾線桜井駅下車,あんくるバス桜井線乗り換え,寺領下車徒歩5分)
<概要>
矢作川を見下ろす碧海台地上にあり,かつての寺院の名称が不明のため,寺領廃寺と呼ばれている。1957年(昭和32)に発掘調査が行われ,講堂の規模は東西17m,南北12m,金堂の規模は東西30m,南北19mであると報告された。東塔跡も確認され,中門跡と南大門跡は推定ではあるが,東西100m,南北180mの寺域があったと考えられている。
<学習のポイント>
聖徳太子,聖武天皇の仏教をもとにした国づくりと仏教の広がり,大陸文化の摂取との関連から学習したい。
<見学のポイント>
東塔跡や西塔跡ははっきりしており,全体の大きさをとらえやすい。また,安城市歴史博物館内には,この地域から出土した創建当時と思われる軒丸瓦や軒平瓦が展示されている。岡崎市の北野廃寺跡と比較してみたい。
<参考資料・ホームページ>
「安城文化財図録」 「安城市史」
安城市ホームページ http://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/shisetsu/kyoikushisetsu/maibun-sites-jiryohaiji.htmll
<問い合わせ先>
安城市教育委員会生涯学習部文化財課 0566-77-4477
愛知エースネットへ トップへ