鎌倉街道と花の瀧伝承地(かまくらかいどうとはなのたきでんしょうち)  <時代>鎌倉時代  <地域>西三河
花の瀧の碑 鎌倉街道跡

<所在地> 安城市里町菖蒲池38  (名鉄三河線三河八橋駅下車,徒歩20分)

<概要>
  鎌倉街道は,古代の官道をもとに源頼朝が開いた京都と鎌倉を結ぶ道である。安城市内では,宿駅八橋(知立市)から矢作川の渡方面に向かう道,里町から山崎町に至るまでの8.5qに及んでいた。現在,街道跡としては里町地内の菖蒲池(しょうぶいけ)の南,知立市との境界にある西ノ口から南歌口までの間,約400mが確認できる。 
<学習のポイント>
  鎌倉時代,幕府を置いた鎌倉と京都とのかかわりを考えていく場面で,街道がもつ意味を考えさせたい。 
<見学のポイント>
  鎌倉街道沿いにあった菖蒲池地内の花の瀧は,1666年(寛文6)の飯尾宗祇(いいおそうぎ)の著作の中に八橋八景の一つに数えられている。また,三河地方の地誌には,「新古今歌集」の代表的歌人慈円(じえん)の歌「風わたる 花をみかはの 八橋の くもでにかかる 滝のしらいと」が,花の瀧を詠んだ歌として伝承されている。
<参考資料>
  「安城市文化財図録」 「安城市史」 
<問い合わせ先>
 安城市教育委員会生涯学習部文化財課 0566-77-4477

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