称名寺(しょうみょうじ)―竹千代の名の由来― <時代>戦国時代 <地域>西三河
<所在地> 碧南市築山町2−66 (名鉄三河線碧南駅下車,徒歩10分)
<概要>
豊かな古文書と伝統の数々をもつ寺である。15代住職其阿(そあ)上人は松平家ゆかりの人であり,家康の父松平広忠(ひろただ)の甥に当たるとされる。1543年(天文12)に称名寺で連歌の会が行われ,広忠は「神々のながきうき世を守るかな」に対して「めぐりは広き園の竹千代」という句をつけた。この句から家康の幼名を「竹千代」としたと伝えられる。称名寺は,東海地方における時宗の一拠点であった。
<学習のポイント>
室町時代から「大浜道場」と呼ばれていたこの称名寺は,松平氏が西三河一帯に勢力を拡大していった時代とのかかわりが深い。
<見学のポイント>
松平氏が徐々に勢力を西三河一帯に拡大しつつあった時代に生きた松平親氏や信忠らの廟所がある。
<参考資料>
「大浜称名寺歴史・資料」
「碧南市文化財第七集・称名寺の文化財」(碧南市教育委員会発行)
<問い合わせ先・ホームページ>
碧南市教育委員会 0566−41−3311
碧南市ホームページ http://www.city.hekinan.aichi.jp/index.html
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