藤川宿資料館(ふじかわしゅくしりょうかん)  <時代>江戸時代 <地域>西三河
藤川宿資料館(脇本陣跡) 西棒鼻(ぼうばな)・松の木

<所在>岡崎市藤川町字中町北32  (名鉄名古屋本線藤川駅下車徒歩3分)
<概要>
  藤川宿資料館は脇本陣(わきほんじん)で,本陣跡の西隣にある。当時は,脇本陣と本陣のみに門構えが許され,現存するのは脇本陣の門構えのみで,藤川宿で最も古い遺構と言われる。 資料館には,「高札」や「駒引朱印状」(伝馬の認可状)などが展示されている。
  藤川宿は,1843年(天保14)の記録によると,家並みの長さ約1キロ,戸数302戸,本陣と脇本陣各1軒,旅籠屋(はたごや)36軒,宿内人数1,213人であったといわれる。 西の松並木までは,昔ながらの町並みを眺めながら歩くことができる。藤川宿の東西には,宿場の出入り口を示す「棒鼻(ぼうばな)」があり,芭蕉の句碑,歌川豊広の歌碑などもある。 また,宿の西,名鉄の踏切南に「塩の道」である吉良街道(きらかいどう)の碑が建っていることからみても,藤川は交通の要衝だった。

<学習のポイント>
  資料館内にある「藤川宿街道模型」を参考に,加宿村(かしゅくそん)増設の必要性などから宿場の機能を考えてみよう。

<見学のポイント>
  資料館の西,藤川の松並木は当時の面影を残している。また,江戸時代に栽培されていた「むらさき麦」の再現も,「西棒鼻」前で,5月中旬から下旬に楽しむことができる。

<参考資料>
  「愛知県の歴史散歩」 「藤川資料館案内資料」

<問い合わせ先・ホームページ>
  岡崎市教育委員会社会教育課文化財班 0564−23−6177
  藤川宿資料館管理委員会 TEL(0564)48−2021
  岡崎市観光協会ホームページ http://okazaki-kanko.jp/top.htm

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