刈谷市郷土資料館(かりやしきょうどしりょうかん)  <時代>昭和時代  <地域>西三河
刈谷市郷土資料館 刈谷市郷土資料館(玄関)

<所在地> 刈谷市城町1丁目25-1 (名鉄三河線刈谷市駅下車,徒歩15分)
<概要>
  刈谷市郷土資料館は,昭和初期(昭和3年落成)の建物で刈谷市の前身である刈谷町が亀城尋常小学校の校舎(本館)として建設した2階建ての建物である。元愛知県の技手の大中肇(おおなかはじめ)が設計し,柱や外壁は鉄筋コンクリート製,屋根は瓦葺となっている。左右対称の玄関ポーチと,木造校舎を踏襲した両翼妻入りのデザインに特徴がある。建物内は,南側に教室,北側に廊下を配し,両端に特別教室が置かれた。
建物は,一時取り壊しの意見も出たが,卒業生を中心とした人たちの要望により保存されることとなり,1980年(昭和55)郷土資料館として開館した。昭和初期の建築様式をとどめており,1999年(平成11)国の登録有形文化財になった。 
<学習のポイント>
 昭和初期の尋常小学校では,どのような授業が行われていたのか調べてみよう。
 昭和の建物を残すことの価値を考えてみよう。

<見学のポイント>
  建物の西には,刈谷城跡や豊田佐吉の胸像など多数の見所が点在している。郷土資料館分室(城町図書館内)にも,刈谷の文化遺産や歴史資料が展示されている。
  ※平成22年4月1日から平成23年3月31日まで施設改修工事のため休館
<参考資料>
 「刈谷市 歴史の小径 城下町」

<問い合わせ先>
  刈谷市教育委員会 生涯学習部文化振興課 0566-62-1037

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