藤沢の舟万灯祭り(ふじさわのふなまんとうまつり) <時代>江戸時代  <地域>西三河
船に見立てた屋形 水神囃子

<所在地> 豊田市藤沢町(名鉄三河線豊田市駅下車,とよたおいでんバス旭・豊田線小渡行き藤沢下車,徒歩1分)
<概要>
  1605年(慶長10)矢作新川が開削され,水運が飛躍的に発展し,矢作川は物資輸送の大動脈となった。 切り出した木材,竹材は,矢作川の上流では,管流しや筏(いかだ)流しという方法で下流に運んだ。筏流しは,材木を藤づるで組み何連にもつなぎ, 筏師(いかだし)が乗って竿(さお)を操って流す方法だが,上流は川の難所が多く,常に危険が伴った。 矢作川上流の藤沢町の現在阿摺(あすり)ダムがある辺りは,特に岩が多く険しい筏流しの難所で,銚子の瀬と呼ばれた。その両岸には,水神様が祀(まつ)られている。
 藤沢町の水神祭(舟万灯祭り)は,筏や渡船の往来が盛んであった江戸時代から続く,川の安全祈願の祭りである。 毎年8月15日,猿投神社から水神様にお出ましいただき,神職が祭りを執り行ったのち,船に見立てた屋形をたくさんの提灯で飾り,囃子方(はやしかた)が乗り込み,水神囃子(すいじんばやし)を演奏する。
 
<学習のポイント>
  水神祭の起源を学習するとともに,祭りのやり方の変化について調べてみよう。
 伝統行事や民俗芸能継承への地域住民の思いや努力を考えてみよう。

<見学のポイント>
  祭り会場近くに駐車スペースがないので,公共交通機関を利用する方がよい。祭りでは,地元の藤沢小学校児童も水神囃子を演奏する。祭りのフィナーレは,打ち上げ花火と金魚花火が川面を彩る。
<参考資料>
 「藤沢周辺の歴史と文化」石野郷土史研究会
 豊田市郷土資料館だより40

<問い合わせ先・ホームページ>
  豊田市郷土資料館  0565-32-6561 http://www.toyota-rekihaku.com/

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