旧黄柳橋(きゅうつげばし)  <時代>大正時代  <地域>東三河
旧黄柳橋  

<所在地> 新城市乗本(JR飯田線本長篠駅下車7分)
<概要>
 黄柳川が宇連川に流入する地点のやや上流にある。現在は,1994年に建設された3代目の橋が架かっている。そのすぐ南側に,2代目の旧黄柳橋が以前のまま架かっている。この橋は,1918年(大正7)に,木造にかわって当時の最新技術で建設された鉄筋コンクリート製のオープンアーチで,アーチスパン30.3mは建設当時全国一の長さを誇った。新黄柳橋建設に伴い撤去される予定であったが,その文化的価値が認められ,当時の姿のまま残されている。1998年(平成10)に国の登録有形文化財に登録された。
<学習のポイント>
 旧黄柳橋の建設当時の交通の様子を調べよう。また,黄柳橋付近が江戸時代に河川交通の中心として栄えたことを理解しよう。
<見学のポイント>
 旧黄柳橋のたもとに,鵜飼船の碑があり,江戸時代におけるこの地域の繁栄がうかがえる。また,黄柳橋周辺の宇連川一帯は,浸食されやすい地形であり,美しい渓谷を成している。
<参考資料>
 「東三河の歴史」「図説東三河の歴史」「愛知県の歴史散歩」「三河の街道と宿場」

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