三河の田楽(みかわのでんがく)  <時代>江戸時代  <地域>東三河
鳳来寺田楽 黒沢田楽

<関係地>
鳳来寺田楽   鳳来寺田楽堂   新城市門谷(JR飯田線本長篠駅下車豊鉄バス田口行き鳳来寺下車徒歩60分)
黒沢田楽 阿弥陀堂 新城市七郷一色(JR飯田線三河大野駅下車車30分)
田峯田楽 田峯観音 北設楽郡設楽町田峯(JR飯田線本長篠駅下車豊鉄バス田口行き田峯下車15分)

<概要>
 田楽はもともと豊年予祝の目的で行われていた田遊びが芸能化したものが,やがて田を離れて演じられるようになったものである。鳳来寺・田峯・黒沢の田楽で,三河三田楽として古くから有名で,国の無形民俗文化財に指定されている。鳳来寺田楽は,田楽踊に田遊びが結合したもので,五穀豊穣祈願と鳳来寺修験・薬師如来信仰が結びついたものである。毎年1月3日に,鳳来寺本堂前の田楽堂で,地元の人々を中心に奉納されている。田峯田楽は,1470年(文明2)に田峯城ができた時に,城主菅沼貞吉とともに移住した田楽衆が始めたもので,毎年2月11日に高勝寺田峯観音に,五穀豊穣・悪魔退散を祈願して奉納される。また,黒沢田楽は,七郷一色の黒沢という小集落で,毎年2月の第1日曜に,方福寺阿弥陀堂で奉納されている。
<学習のポイント>
 田楽の学習を通じて,当時の人々の生活の様子を理解しよう。過疎化の中,民俗芸能の伝統を守っていく難しさを考えてみよう。
<見学のポイント>
 三河の三田楽は,現在地元の人々を中心に奉納されている。
<参考資料>
 「東三河の歴史」「図説東三河の歴史」「愛知県の歴史散歩」
<問い合わせ先>
 新城市役所(鳳来総合支所)鳳来教育課 0536-32-0515
 設楽町役場 0536-62-0511

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