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情報モラルちょっと授業 実践報告

   情報モラルの視点をもって普段の学習活動やホームルーム活動などを見直し,情報モラルに関連する内容を捉えて,さまざまな場面ですべての教員が繰り返し指導することで,子どもたちの情報モラルは向上します。
   ここでは,インターネット上にある情報モラル教育に関する既存のコンテンツ等を利用して,普段の授業の中で,実際に短時間で情報モラルの指導を実施した先生方の「実践例」を掲載しています。


小学校の実践
リンク 学年 科目等 教科等の指導内容 情報モラル指導内容
3年 総合的な学習の時間 調べ学習で,本の写真や図を利用して学習発表をさせる準備をする。 前時の「道徳」と連携し,引用の方法の指導から著作権の概念を理解させる。

中学校の実践
リンク 学年 科目等 教科等の指導内容 情報モラル指導内容
1年 美術 模写の課題に関連して,美術作品の著作権について考える。 インターネットに掲載されている美術作品やデザインキャラクターなどの利用と著作権について考える。
2年 道徳 道徳資料の「ケータイメール」。”調和と節度ある生活を送る大切さ”を実感させる。 情報社会における責任や義務について考え,行動する。携帯電話のマナーを考える。
1年 保健体育 思春期の心の変化への対応 思春期に興味本位にインターネットを利用し,犯罪の被害に遭わないために,責任ある判断・行動を意識させる。
3年 保健体育 喫煙,飲酒,薬物乱用の切っ掛けとして,インターネットや雑誌等のメディアの存在がある。 インターネットを含めたメディアで提供される情報をすべて正しいと思わず,情報の信頼性を吟味する意識を持たせる。
1年 数学 指数の計算の発展問題 指数の計算を通して,チェーンメールの広がりと危険性について認識させる。
3年 理科 DNA技術の発展の「よい面」と「悪い面」の存在を理解する 技術の発達とその活用における「よい面」と「悪い面」の存在を情報技術についても考えさせる。
1年 社会 アジアを理解する場面で「新聞」を作成し,書籍やインターネットで調べ学習を行う。 資料の適切な引用方法を学習し,著作権について理解する。
2年 社会 都道府県の概要を理解させるため,インターネットを使って調べ学習をする。 情報の真偽を確かめようとする態度と意識をもたせる。
3年 保健体育 メディアの発達によって,スポーツの魅力が世界中に広められ,世界平和の役割を果たしている。, メディアとしてのインターネットを通じた情報発信の公共性や重要性を考えさせる。

高等学校の指導
リンク 学年 科目等 教科等の指導内容 情報モラル指導内容
1年 英語 日ごろの行動を振り返り,新たに発見したこと,あるいは自分の意見をまとめ述べさせる言語活動。 日頃の生徒の生活として,携帯電話の利用とマナーについて振り返らせる。
1年 英語 考査問題に生徒の日常の生活を取り上げる。 スマートフォンの利用のし過ぎでどのような影響があるかを考えさえる。また,解説時に多くの教員がこのことに触れることになる。