RIS(Remote Installation Services)の利用について(2/3)


3.RISのインストール

(1)〔スタート〕→〔設定〕→〔コントロールパネル〕から,『アプリケーションの追加と削除』を実行します。
(2)〔Windowsコンポーネントの追加と削除〕を選び,〔□ リモートインストールサービス〕にチェックを入れて,〔次へ〕をクリックします。
(3)Windows 2000 ServerのCD-ROMをセットし〔OK〕を選び,〔終了〕をクリックして再起動します。
(4)再び,『アプリケーションの追加と削除』の〔Windowsコンポーネントの追加と削除〕をクリックすると,『リモートインストールサービスの構成』と表示されます。
(5)〔構成〕をクリックすると,〔リモートインストールサービスセットアップウィザード〕が起動するので,〔次へ〕をクリックします。
(6)RIS用のフォルダの場所を指定して,〔次へ〕をクリックします。
    ※OSとは別のNTFSでフォーマットした1GB以上のドライブを指定します。
(7)初期設定画面が表示されるので〔□サービスを要求しているクライアントコンピュータに応答する〕をチェックして,〔次へ〕をクリックします。
(8)Windows 2000 Professionalインストールファイルの場所を指定するプロンプトが表示されるので,Windows 2000 ProfessionalのCD-ROMを挿入し,正しいパスを指定してから〔次へ〕をクリックします。
(9)以後はそのまま〔OK〕をクリックしてから,〔完了〕をクリックするとインストールが開始されます。

インストール後のファイルの構成
    ローカルディスク(D:)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・OSとは別のパーティション
          └\remoteinstall・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(共有名:REMINST)
              ├\admin
              │ └\i386┬rbfg.exe・・・・・・・・・・・・・・リモートブートディスクを作成
              │      ├riprep.exe・・・・・・・・・・・・OSとアプリのイメージ作成
              │      └他
              ├\OSChooser
              ├\Setup
              │ └\Japanese
              │      └\image・・・・・・・・・・・・・・イメージが保存される
              │         └\win2000pro・・・・・・win2000proのイメージ
              └\tmp

4.RISブートフロッピーディスクの作成

LANアダプタがPXE(Pre-Boot Execution Environment)リモートブートROMを内蔵していない場合,rbfg.exeを実行して,リモートブートディスクを作成します。この場合,対応アダプタ一覧に該当しないと,エラーになるので,必ず,対応LANアダプタを用意してください。

(1)D:\remoteinstall\admin\i386の中にあるrbfg.exeを実行します。
(2)〔アダプタの一覧〕をクリックし使用するアダプタを確認して,フォーマットしたフロッピーディスクを挿入します。
(3)〔ディスクの作成〕をクリックして,ブートフロッピーディスクを作成します。
※対応LANアダプタ

5.Active Directory内でのRISサーバーの承認とアクセス許可の設定

RIS サーバーを実行するには,まず Active Directory 内で承認を得る必要があります。
以下の手順でRIS サーバーは,Active Directory 内で承認されます。

(1)〔スタート〕→〔プログラム〕→〔管理ツール〕→〔DHCP〕をクリックすると,DHCPの管理コンソールが表示されます。
(2)ツリー内の〔DHCP〕を右クリックして,〔承認されたサーバーの管理〕→〔承認〕を選択した後,RISサーバーのIPアドレスを入力して,〔OK〕をクリックします。
(3)アドレスが正しいことを確認するプロンプトが表示されたら,〔はい〕をクリックします。

次に,アクセス許可を設定し,RISを使用してインストールできるようにします。

(4)〔スタート〕→〔プログラム〕→〔管理ツール〕→〔Active Directoryユーザとコンピュータ〕をクリックします。
(5)Active Directoryユーザとコンピュータのスナップインからドメイン名を右クリックして,〔制御の委任〕をクリックします。
(6)オブジェクト制御の委任ウィザードが開始されたら,〔次へ〕→〔追加〕をクリックします。
(7)『Everyone』を選択して,〔追加〕→〔OK〕をクリックした後,〔次へ〕をクリックします。
(8)委任するタスクでは,『□コンピュータのドメインへの参加』にチェックし,〔次へ〕→〔完了〕をクリックして設定を終了します。