1 題材名
缶ホルダの製作(A 技術とものづくり)
2 実践の概要等
A 概要
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学習指導要領の改訂に伴い,より主体的に学習に取り組むことのできる生徒の育成が課題となってきている。そこで,ものづくり学習の基盤をつくる1年生の段階でものづくりに対する興味・関心を高めさせるとともに,望ましい学習習慣を身に付けさせたいと考え,教材探しに取り組んだ。
木材を中心としたものづくり学習の練習作品として,この廃材を利用した「缶ホルダの製作」に取り組ませることにより,今後の生徒たちのものづくり学習が個々にとって価値の高いものになっていくことをねらいとしている。 |
B 内容の要約(新教材開発に当たり配慮した点)
a 材料から作品への変化を実感させる
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生徒には,教員が板を切り出す場面から観察させ,各自でかんなをかけて材料となる板材を作らせる。更に作業を重ね,作品となっていく変化を実感させることで,ものづくりに対する興味を強くもたせたい。 |
b 確かな技術への欲求をもたせる
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同じ形状の部品を幾つも加工することにより,もっと上手に,もっと正確に,もっときれいにといった欲求をもたせたい。また,ワークシートを併用することにより,加工したら確かめるといった習慣も身に付けさせたいと考えた。 |
c 完成の喜びを味わわせる
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確かな技術を身に付けるための練習作品であるため,正確な加工を期待することはできない。したがって,加工技術の未熟さが著しく現れる箱形の作品を避け,失敗さえも味わいとなるような作品づくりに取り組ませることにより,全員の生徒に完成の喜びを味わわせたいと考えた。 |
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