モダンな旧中埜(なかの)家住宅  <時代>明治時代  <地域>知多
旧中埜家住宅 全景 紅茶専門店として

<所在地> 半田市天王町(名鉄知多半田駅 徒歩5分)

<概要>
 この建物は,ミツカン酢の社長中埜半六が1911年(明治44)に別荘として建てた本格的な洋風建築で,ドイツの山荘をモデルにしたといわれている。設計者は当時の建築界の権威である鈴木禎次(ていじ)教授で設計の青写真も現存している。
 敷地は小高い丘の上にあり,かつてははるか衣浦湾や三河湾を望むことができた。
 構造は木造の骨組みにレンガを使用し,屋根はスレート葺きの二階建てとなっている。寄せ棟造りの大屋根は多数の切妻屋根と交差し,開口の部分では腰折れ形になるなど変化に富み,妻壁の意匠もそれぞれ同じではない。戦時中に二階バルコニーに使用していた銅板を軍需用に供出して瓦葺きに変わった他は改造がない。1950年(昭和25)に財団法人桐華学園に移管し,現在は紅茶専門店として使用されている。
 なお1976年(昭和51)に国の重要文化財に指定された。

<学習のポイント>
 明治政府のとった開国政策による文明開化が地方へ浸透していく実例として,レンガ造りの典型的な洋風建築である旧中埜家住宅を取り上げたい。
<見学のポイント>
 紅茶を楽しみながら明治の洋風建築を見学することができる。
<参考資料>
 「半田市誌」
<問い合わせ先>
 紅茶専門店(ティーズカフェ) 0569-21-0802

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