米騒動絵巻(こめそうどうえまき)  <時代>大正時代  <地域>名古屋
1922(大正11)年当時の地図 舞台となった旧米屋町を望む(現在の様子)

<関係地> 名古屋市中村区名駅4丁目(地下鉄桜通線国際センター駅下車徒歩2分)
名古屋市東区徳川町1017(市基幹バス徳川園新出来駅下車徒歩5分)
<概要>
  女房一揆とも呼ばれる米騒動は,1918(大正7)年,富山県の漁村の主婦40数名による米価高騰に対する抗議行動から始まり,瞬く間に全国へ飛び火した。名古屋でも米穀取引所のあった名古屋駅近くの米屋町で群衆が米穀商や交番を襲撃。軍隊まで動員されての大規模な市街戦が行われた。その光景を当時徳川美術館の職員であった,桜井清香が騒動の後,およそ1ヶ月後から街のスケッチを始め1年を要して稿本が作成された。その後,清書本が作られたが,戦災で消失し,1950(昭和25)年に手元にあった稿本をもとに新たに清書本が作成され,現在徳川美術館に納められている。 
<学習のポイント>
 当時の名古屋市内の建築物や人々の風俗を知る上で貴重な存在である。
鳴海騒動の雉本朗造など,米騒動にまつわるエピソードをまとめてみよう。
<見学のポイント>
 徳川美術館の国宝「源氏物語絵巻」なども収蔵品も鑑賞してみよう。
<参考資料>
「東区史」
<問い合わせ先>
徳川美術館(徳川黎明会) 052-935-6262 http://www.tokugawa-art-museum.jp/

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