大縣神社(おおあがたじんじゃ) 国の重要文化財 <時代> 縄文時代 <地域> 尾張
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大縣神社拝殿 |
姫の宮 |
<所在地>
愛知県犬山市字宮山(名鉄楽田駅下車徒歩20分)
<概要>
社伝によると,はじめは本宮山(尾張・濃尾平野にある)の頂上にあったものを,垂仁天皇27年(紀元前3年)に現在の地に遷座したという。大縣神社は「二の宮」とも呼ばれ,平安時代に国司が尾張の神社を参拝するとき,最初に訪れるのが「一の宮」である一宮の
真清田神社であり,続いて参拝するのが二の宮である大縣神社であった。
青塚古墳がこの神社の所有となっていることからも,古代この地域を中心として,大きな勢力をもった豪族が存在したと予想される。
現在の社殿は1661年(寛文元)に再興されたもので,「尾張造」の様式を伝え,本殿は国の重要文化財に指定されている。
三月中旬には五穀豊穣・国家安康を祈願する豊年祭が行われ,毎年,数十万の参拝客でにぎわっている。
<学習のポイント>
尾張の「二の宮」とされ,歴史のある寺社である。地名にも「二の宮」という名が残ることから,平安時代の国司との関係から素材に迫るのもおもしろい。事前に依頼すれば宮司の説明も聞くことができ,非公開の本殿の尾張造り・三棟造りも見学することができる。
<見学のポイント>
歴史を感じる重厚な社殿の造りに注目したい。また,近くにある
青塚古墳の見学と合わせ,
青塚古墳との関係についても自分なりの見解をまとめられると,より深い歴史学習が可能である。
<参考資料>
「尾張名所図会」
「大縣神社 パンフレット」
<問い合わせ先>
大縣神社社務所
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