岩崎城  <時代>戦国時代  <地域>尾張
岩崎城

<所在地> 日進市岩崎町市場67番地  (名鉄バス「岩崎おんたけ口」下車すぐ)
<概要>
 岩崎城は,正確な築城年代は不明だが,織田信秀(信長の父親)が尾張国の東端を守るために造営した支城であったと考えられる。三河国岡崎城主松平清康(家康の祖父)が,1529年尾張国に進出するため,岩崎城を陥れた。その後,岩崎城は,1537年頃(天文6)から当地方の領主であった丹羽氏四代(約60年間)の居城となった。本丸跡には6世紀の古墳の遺構も残っており,当地の有力者から注目をされていた場所で,城下は「市場」の地名を残すことからも交易の場として栄えたものと思われる。
<学習のポイント>
 1584年の羽柴秀吉徳川家康・織田信雄(のぶかつ)の連合軍が戦った小牧・長久手の戦いで,丹羽氏は連合軍に属した。丹羽氏次(うじつぐ)の弟氏重(うじしげ)らが守った岩崎城は,犬山方面から岡崎を目指した羽柴方の軍勢との戦いで,攻め落とされた。しかし,兄の氏次は,家康の布陣する小牧に参陣,長久手方面の道案内を勤めるなどと活躍した。
<見学のポイント>
 1600年の関ヶ原の戦いでは,丹羽氏は徳川方として参戦し戦功をたてた。これが認められ尾張国岩崎の領主から三河国伊保(いぼ)(現・豊田市保見町)へ一万石の大名となった。これ以降岩崎城は,廃城となった。
<参考資料>
「岩崎城の戦」・「日進町誌」・「岩崎城跡をたずねて」・「岩崎城の歴史」 
<問い合わせ先・ホームページ>
岩崎城歴史記念館  0561-73-8825   http://www.mf.ccnw.ne.jp/iwasakijo/
日進市  観光・みどころ   http://www.city.nisshin.lg.jp/profile/kanko/index.html

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