豊場の青塚古墳(とよばのあおつかこふん)  <時代>古墳時代  <地域>尾張
富士神社
青塚古墳

<所在地>西春日井郡豊山町豊場字富士(名鉄犬山線西春駅下車,名鉄バス名古屋空港行,西豊場下車,徒歩10分)
<概要>                                                                     
 物部氏の祖の宇麻志麻遅(うましまち)とされる墳墓で,前方後円墳である。標高8m,墳長は60m程度である。現在は,円墳部分だけが残っていて,そこに神社の社殿が建っている。
 1584年(天正12)の小牧・長久手の戦いの際,秀吉方の砦が築かれた。森蘭丸(らんまる)の兄である森長可(ながよし)が約3千の兵で守っていた。森長可は,「鬼武蔵(おにむさし)」と呼ばれた猛将であった。小牧・長久手の戦いで,鉄砲で眉間を撃ち抜かれ討ち死にした。
 

<学習のポイント>
  犬山市の青塚古墳と,規模や形状などについて比較してみよう。また,戦国時代に古墳上に砦が築かれた例をほかに探してみよう。

<見学のポイント>
  墳丘の形状から,古墳全体の形はどのようなものか,推測してみよう。また,平野にある古墳の場合,墳丘上から眺めてみて,戦(いくさ)をする上で有利な地点であることを実感しよう。
<参考資料>
  「豊山町史」

<問い合わせ先・ホームページ>
  豊山町役場 0568-28-0001
  豊山町ホームページ http://www.town.toyoyama.lg.jp/

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