二子古墳(ふたごこふん)  <時代>古墳時代  <地域>西三河
二子古墳

<所在地> 安城市桜井町二タ子  (名鉄西尾線 堀内公園駅下車 徒歩10分)
<概要>
  全長68m,前方部幅29m,高さ4m,後方部幅36m,高さ7mの規模をもつ前方後方墳である。墳頂部は平坦であり,西のすそには周濠(しゅうごう)の一部が残り,よく原形をとどめている。矢作川流域では,幡豆郡吉良町の正法寺古墳(しょうぼうじこふん)に次ぐ大規模なもので,碧海台地の縁辺に位置する桜井古墳群(さくらいこふんぐん)の代表的な古墳である。
<学習のポイント>
  比較的めずらしい前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)であり,桜井古墳群の中でもずいぶんと大きい。当時の豪族の権力の大きさを考える場面で取り上げたい。
<見学のポイント>
  近くには碧海山古墳(へきかいざんこふん)や姫塚古墳(ひめづかこふん),姫小川古墳(ひめおがわこふん)などがあり,桜井古墳群を形成している。また,すぐ東側には,二タ子遺跡があり,多くの土器などの遺物が発見されている。前方部と後方部の高さの違いを実際に登って確かめることでよく分かる。矢作川堤防から桜井古墳群をながめると,碧海台地の辺縁に並ぶように存在していることがよく分かる。
<参考資料・ホームページ>
  「安城市史」 「安城市文化財図録」
  安城市ホームページ  http://www.city.anjo.aichi.jp/shisei/shisetsu/kyoikushisetsu/maibun-sites-futagosz.htmll
<問い合わせ先>
  安城市教育委員会生涯学習部文化財課 0566-77-4477

 愛知エースネットへ      トップへ