小原市場城址(おばらいちばじょうし) <時代>室町時代 <地域>西三河
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市場城復元図 |
城の石垣 |
<所在地> 豊田市市場町(豊田市役所小原支所より車で3分)
<概要>
市場城は,標高380メートルの山頂にある室町時代の山城である。1502年(文亀2)に初代鱸(鈴木)親信(すずきちかのぶ)が築いてから1592年(文禄元)に退去するまで90年間,鱸氏の居城であった。
現在見られる城の遺構は,四代城主重慶が串原,広瀬の城を攻め立てて大功をたて,1583年(天正11)徳川家康から所領の加増を受けたときに改修したものとされている。
1575年(天正3)の長篠の戦い以降,鉄砲を主体とした戦は築城技術にも影響を与え,城の改修は総石垣づくりにするなど,中世の城郭から近世の城郭へ転換したことを示している。
<学習のポイント>
当時の石垣が残っているので,城の築城方法の学習ができる。
<見学のポイント>
小原郷土館に詳しい展示があるので,あわせて見学したい。
<参考資料>
「愛知の史跡と文化財」
<問い合わせ先>
小原郷土館 0565−65−2540
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