豊川稲荷(とよかわいなり)  <時代>江戸時代  <地域>東三河
豊川稲荷拝殿

<所在地> 豊川市豊川町1(JR飯田線豊川駅下車又は名鉄豊川線豊川稲荷駅下車徒歩5分)


<概要>
 豊川稲荷は全国に広く信仰を集め,毎年の正月には多くの初詣(はつもうで)参拝者でにぎわう。稲荷は曹洞宗妙厳寺(そうとうしゅうみょうごんじ)の境内にある。妙厳寺は1441年(嘉吉元)東海義易禅師(とうかいぎえきぜんじ)が創建した寺で,天文年間(1532〜55)に今川義元が寺領を寄進し,建物も拡大し発展した。織田信長や徳川家康もあつく信仰を寄せ,家康も関ヶ原の戦いの後寺領を寄進している。稲荷とはインド密教の鬼神(きじん)の一つと言われた咤枳尼真天(だきにしんてん)のことである。豊川稲荷の信仰が庶民に広がるのは,江戸時代の明暦年間(1655〜58)で商売繁盛・家内安全・福徳開運の神として信仰された。現在あるような門前町(もんぜんまち)は1839年(天保10)に妙厳寺が稲荷を開帳(かいちょう)してから参拝者が増えはじめて形成された。明治の神仏分離令により,寺内に咤枳尼真天のある妙厳寺も分離の対象となるが,咤枳尼真天は仏法守護の善神であると考えられ分離されずに現在に至っている。

<学習のポイント>
 現在も全国から参拝者の訪れる豊川稲荷が,なぜこのように広い信仰を得たのかを江戸時代の庶民の生活や時代背景から考えてみる。 

<見学のポイント>
 初詣の時期には周辺道路が渋滞するほど混雑をする。また,春季(5月)と秋季(11月)には大祭があり,たくさんの出店が境内をうめる。

<参考資料>
 「豊川市史」「図説東三河の歴史」「東三河の歴史」「愛知県の歴史散歩」

<問い合わせ先・ホームページ>
 豊川市役所 http://www.city.toyokawa.lg.jp/index.html
 
愛知エースネットへ
      トップへ