タブレット端末を活用した授業実践


 科目の中の位置付け


情報処理(1)情報の活用と情報モラル
ハードウェアとソフトウェア

 内容


1 ねらい

(1)ディジタルのしくみを理解させる。

(2)最新ディジタル機器で使われる数字がなぜ「32」や「64」といった数字を使用しているのかを理解させる。

(3)基数変換(2進数と10進数、2進数と16進数)について理解させる。

2 使用教材

(1)教科書

(2)ノート

(3)タブレット端末

    (説明用スライド1時間目用:情報の表し方)(Microsoft PowerPoint スライド : 1045 KB)

    (説明用スライド2時間目用:基数とは)(Microsoft PowerPoint スライド :  595 KB)

    (説明用スライド3時間目用:2進数と16進数)(Microsoft PowerPoint スライド :  607 KB)
※データファイルは右クリックして保存して御利用ください
    Internet Explorer「対象をファイルに保存(A)...」
    FireFox「名前を付けてリンク先を保存(K)...」
 

(4)プロジェクタ

3 授業の展開方法

(1)教員はタブレット端末を1台持ち,スクリーンにスライドを投影しながら授業を行う。

(2)問題演習の答え合わせについては,教員が持つタブレット端末を生徒に渡し,直接入力させる。

授業展開


時間配当(50分×3)

1時間目/3  HR教室にて
時間配当 学習内容 指導上の留意点
 25分
 ・アナログとディジタルの違いや特徴について理解する。
 ・全てのものを0と1の2進数で表現することを理解する。
 ・身近なものから考えさせる。

 ・図形が0と1で表現されることを理解させる。
 ・0と1の2種類で表現することが2進数であることを理解させる。
 25分  ・ビットやバイトなどの単位について理解する。  ・1ビットにつき何通りの表現ができるか理解させる。
 ・8ビットで1バイトとなることを理解させる。
 ・1バイトで半角1文字が表現されることを理解させる。
 ・日常で使われている数字や単位について理解させる。

2時間目/3  HR教室にて
時間配当 学習内容 指導上の留意点
 20分
 ・基数の考え方について理解する。
 ・乗数が変わるときに桁上がりすることを理解させる。
 ・桁の重みについて理解させる。
 ・図形が0と1で表現されることを理解させる。
 ・0と1の2種類で表現することが2進数であることを理解させる。
 30分  ・2進数と10進数の変換について理解する。
 ・練習問題を解く。
 ・計算方法を理解させる。
 ・各自で問題を解かせる。
 ・生徒にタブレット端末に入力させる。

3時間目/3  HR教室にて
時間配当 学習内容 指導上の留意点
 20分
 ・16進数の考え方について理解する。
 ・なぜ16進数が使用されるかを理解させる。
 ・2進数と16進数の関係について理解させる。
 30分  ・2進数と16進数の変換について理解する。
 ・練習問題を解く。
 ・計算方法を理解させる。
 ・各自で問題を解かせる。
 ・生徒にタブレット端末に入力させる。

授業のポイント


(1) タブレット端末で教材を提示することから,教員の立ち位置を自由に変えることができる。

(2) 生徒の様子を常に確認することができる。

(3) 教員が持つタブレット端末に直接入力して答え合わせさせることで,ICT機器を身近に感じさせることができる。

(4) 黒板とスクリーンを併用することもできる。

↑ページの先頭へ