１　単元名「赤染衛門の人となりと和歌の力につて考えてみよう」（『古本説話集』，『紫式部日記』，『今昔物語集』)

２　単元の目標
　(1) さまざまな文章を読んで登場人物の人間像や和歌の力について考察し，自分の意見を述べようとする。（関心・意欲・態度）
　(2) さまざまな文章を読んで登場人物の人間像や和歌の力について考察し，自分の意見を述べる。（読む能力）
　(3) 基本的な和歌の修辞法や文法事項に注意し，正しく内容を理解する。（知識・理解）

３　単元の評価規準
　(1) さまざまな文章を読んで登場人物の人間像や和歌の力について考察し，自分の意見を述べようとしている。（関心・意欲・態度）
　(2) さまざまな文章を読んで登場人物の人間像や和歌の力について考察し，自分の意見を述べている。（読む能力）
　(3) 基本的な和歌の修辞法や文法事項に注意し，正しく内容を理解している。（知識・理解）

４　配当時間　全２時間

５　指導計画

次時間	学習活動	言語活動に関する指導上の留意点	◇評価規準，◆評価方法＊努力を要する状況と判断した生徒への支援の手だて
第１次１時間	①班分け，本時の目標と流れの説明を聞く。 ②割り当てられた作品（『古本説話集』，『紫式部日記』，『今昔物語集』のうち一つ）をペアになって読み，赤染衛門の特徴を捉える。 ③読み取ったことをワークシートにまとめる。	①１班は６人とし，更に３ペアに分ける。 ②１～３の作品をペアになって読み取らせる。１『古本説話集』　結婚から尾張国に来るまでの内容を読み取らせる。２『紫式部日記』　紫式部の赤染衛門評を読み取らせる。３『今昔物語集』　赤染衛門の詠んだ和歌の力について読み取らせる。 ③読み取ったことをワークシートにまとめさせる。	◇読む能力(2) 　知識・理解(3) ◆記述の確認　（ワークシート）＊周りの生徒と相談させたり，辞書や文法書を引かせたりする。
第２次１時間	①前時で読み取った内容を班で共有した後，60字程度で赤染衛門という人物について要約する。 ②赤染衛門の人物像について自分の意見をまとめる。 ③振り返りをする。	①ペアごとに得た情報を班で集約させた後，要約させる。 ②赤染衛門が歌人であることを念頭に書かせる。 ③「振り返りシート」で振り返らせる。	◇読む能力(2) 　関心・意欲・態度(1) ◆記述の確認　（ワークシート）＊周りの生徒と相談させたり，辞書や文法書を引かせたりする。

次
時間

学習活動

言語活動に関する指導上の留意点

◇評価規準，◆評価方法
＊努力を要する状況と判断した生徒への支援の手だて

第１次
１時間

①班分け，本時の目標と流れの説明を聞く。

②割り当てられた作品（『古本説話集』，『紫式部日記』，『今昔物語集』のうち一つ）をペアになって読み，赤染衛門の特徴を捉える。

③読み取ったことをワークシートにまとめる。

①１班は６人とし，更に３ペアに分ける。

②１～３の作品をペアになって読み取らせる。
１『古本説話集』
　結婚から尾張国に来るまでの内容を読み取らせる。
２『紫式部日記』
　紫式部の赤染衛門評を読み取らせる。
３『今昔物語集』
　赤染衛門の詠んだ和歌の力について読み取らせる。

③読み取ったことをワークシートにまとめさせる。

◇読む能力(2)
　知識・理解(3)
◆記述の確認
　（ワークシート）
＊周りの生徒と相談させたり，辞書や文法書を引かせたりする。

第２次
１時間

①前時で読み取った内容を班で共有した後，60字程度で赤染衛門という人物について要約する。

②赤染衛門の人物像について自分の意見をまとめる。

③振り返りをする。

①ペアごとに得た情報を班で集約させた後，要約させる。

②赤染衛門が歌人であることを念頭に書かせる。

③「振り返りシート」で振り返らせる。

◇読む能力(2)
　関心・意欲・態度(1)
◆記述の確認
　（ワークシート）
＊周りの生徒と相談させたり，辞書や文法書を引かせたりする。

観点	評価Ａ	評価Ｂ	評価Ｃ
さまざまな文章を読んで，自分の意見を論理的に述べる。	赤染衛門という人物を理解し，和歌の力について考え，資料から読み取ったことを根拠に，自分の意見を論理的に述べている。	赤染衛門という人物を理解し，和歌の力について考え，自分の意見を論理的に述べている。	赤染衛門という人物を理解できていない。また，自分の意見を論理的に述べていない。