愛知県とのかかわり
都で平清盛に敗れた義朝主従は次のように落ち延びる。
大原から、滋賀県との境にある竜華越をして琵琶湖畔に出て南下。
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三上山、鏡山、愛知（えち）川を越える。（頼朝落伍）
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不破の関を避けて雪深く険しい伊吹山を行き（頼朝再落伍）、美濃の国青墓（現在の岐阜県大垣）に到着。
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船で川を下り、伊勢湾に出て知多半島の内海に到着。
内海は義朝の乳母子、鎌田正清の舅である長田忠致（おさだただむね）の領地であった。義朝はここで正月を過ごすが、平氏からの恩賞をあてにした長田親子に湯殿で無防備な所を暗殺された。伝承では「我に小太刀の一本でもあれば」と叫んだと伝えられている。現在、大御堂寺（野間大坊）に義朝の御廟があり、湯殿跡は法山寺に残っている。
大御堂寺の義朝御廟（知多郡美浜町）
