魅力ある授業のために(単元化例) |
1 単元名「古典に登場する人物の生き方や考え方について理解しよう」(『平治物語』) 2 単元の目標 (1) 登場人物のものの見方や考え方,感じ方を理解しようとする。(関心・意欲・態度) (2) 登場人物のものの見方や考え方,感じ方を理解する。(読む能力) (3) 古典を読むことに必要な語句の意味,用法,時代背景などを理解する。(知識・理解) 3 単元の評価規準 (1) 登場人物のものの見方や考え方,感じ方を理解しようとしている。(関心・意欲・態度) (2) 登場人物のものの見方や考え方,感じ方を理解している。(読む能力) (3) 古典を読むことに必要な語句の意味,用法,時代背景などを理解している。(知識・理解) 4 配当時間 2時間 5 指導計画 |
次 時間 |
学習活動 | 言語活動に関する指導上の留意点 | ◇評価規準,◆評価方法 *努力を要する状況と判断した生徒への支援の手だて |
---|---|---|---|
第1次 1時間 |
@登場人物とその関係,源義朝が尾張国に逃れてきた経緯を知る。 A本文を音読した後,源義朝が謀殺される場面の内容を読み取る。 B本時を振り返る。 |
@説明は概略にとどめる。 A軍記物語特有の表現や臨場感を損なわないように意識させつつ,内容を捉えさせる。 |
◇知識・理解(3) ◆行動の観察 (机間指導) *本文の要所と思われる箇所に傍線を引かせる。 *辞書を引いたり友達に聞いたりさせる。 |
第2次 1時間 |
@長田父子が策謀している場面を読み,「東国へくだすべ」きか「是にてうつべ」きかという二つの策について,それぞれの評価を読み取る。 A人々の長田忠致に対する評価を読み取る。 B本時を振り返る。 |
@4人一組のグループで読解させる。策の根拠を文中に求めるように促す。 A4人一組のグループで読解させる。評価とその根拠を文中に求めるように促す。 B感想を自由に記述させる。 |
◇読む能力(2) 関心・意欲・態度(1) ◆記述の確認 (ワークシート) *本文の要所と思われる箇所に傍線を引かせる。 *辞書を引いたり友達に聞いたりさせる。 |
観点 | 評価A | 評価B | 評価C |
---|---|---|---|
義朝を討つことについて思案する根拠を本文から読み取る。 | 本文を読み,長田父子の考えの根拠となる箇所を指摘し,時代背景を踏まえて自分の言葉で説明できる。 | 本文を読み,長田父子の考えの根拠となる箇所を指摘し,自分の言葉で説明できる。 | 本文を読み,長田父子の考えの根拠となる箇所を指摘できない。 |
長田忠致に対する人々の評価を読み取る。 | 本文を読み,人々が身内を討った行為とその卑怯さを「不当なり」と評価していることを読み取ることができる。 | 本文を読み,人々が身内を討った行為を「不当なり」と評価していることを読み取ることができる。 | 本文を読み,人々が身内を討った行為を「不当なり」と評価していることを読み取ることができない。 |
7 ワークシート