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伊良湖遊歩道磯丸歌碑による

伊良湖遊歩道歌碑
伊良湖遊歩道歌碑
あおぎみるわが心まで大空にみちこそわたれもち月のかげ


   1 明神の石のしゃだんでながむればおきで漁師が船をこぎます

   2 朝草にかりこめられてきりぎりすわれもなくかやおれもなくなり

   3 いろ白はいつ来てみてもおゆりさん浜辺にすめど色はかわらじ

   4 夏ころもきてもみよかしいらこ崎涼しき浪のよるの月かけ

   5 あおぎみるわが心まで大空にみちこそわたれもち月のかげ

   6 心なきものとはいわじ草も木もかぜのかよえばこゑかわすなり

   7 いづくぞと鬼のすみかをたづぬればおのが心のうちにこそすめ

   8 人はただ下を見てゆけみち直(すぐ)に上に目のつくかにはよこばい

   ※『新編磯丸全集』等の文献と表記の違う部分もあるが、ここでは歌碑のとおりに記した。


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作者 糟谷磯丸

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